こんにちは、管理人のKeitaです。
東京オリンピックで女子バスケットが銀メダルを獲得し、競技初のメダルを獲得したのは記憶に新しいですね。
当時は、メダルを取れると思っていなかった競技だったので、決勝で試合することになり、とても興奮した記憶があります。
そんなバスケットボールで、創部4年にして全国大会に出場したメリノール学園と顧問の稲垣愛監督はご存じでしょうか?
創部2年で甲子園出場した済美高校 上甲監督がユニークな練習や人柄だったように、早期に結果を出す指導者の方がどんな人なのか視聴者としては気になりますよね。
今回、メリノール学園と顧問である稲垣愛監督にセブンルールが密着取材をするということで、経歴や家族、教え子、外部コーチって教員と年収が変わるのか?など調べてみました。
メリノール学園や稲垣愛監督に興味のある方は是非、最後まで見てください。
メリノール学園 運営情報
Bakkai, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
学校名 | 四日市メリノール学園中学校・高等学校 |
過去名称 | メリノール女子学院中学校・高等学校 |
設立 | 1962年 |
国公私立 | 私立 |
教育形態 | 中高一貫(外部混合あり) |
創立者 | エスコラピアス修道女会 |
設置学科 | 普通科 英語科 |
共学・別学 | 共学 |
所在地 | 三重県四日市市平尾町2800 |
偏差値 | 英語科 53 普通科 48 |
ミッション系の中高一貫校で2017年より共学となったメリノール学園は、男女ともに中学バスケを強化クラブ活動として力をいれているようですね。
女子中学バスケは2021年「第51回全国中学校バスケットボール大会」・2022年「Jr.ウインターカップ2021-22 2021年度 第2回全国U15バスケットボール選手権大会」の夏・冬優勝、男子バスケも3回戦進出など力をつけている学校になります。
他にも、弓道部やテニス部などの運動部も活躍しています。
バスケ部 顧問 稲垣愛監督 プロフィール
https://basket-count.com/article/detail/68823
名前 | 稲垣愛(いながき あい) |
生年月日 | 1975年 |
年齢 | 47歳 |
出身 | 三重県四日市 |
出身高校 | 三重県立四日市西高等学校 |
出身大学 | 愛知大学 文学部文学科 国文学専攻 |
資格 | 教員免許・バス運転免許 |
担当 | 国語・生活指導 |
家族 | 夫・娘 |
三重県出身の稲垣愛監督は小学5年生のときに、ミニバスケと出会いバスケを始め、没頭します。
中学・高校は四日市で進学していますが、選んだ理由が通うのに近いからだそうです。スラムダンクの流川を彷彿とさせる理由ですね。
その後、愛知大学に進学し、3年生アシスト王 4年生アシスト王・インカレ出場と結果を残します。
大学後もクラブチームを仲間と立ち上げ、国体出場など精力的にバスケで活躍されます。
また、結婚されて娘さんが一人いらっしゃるようです。四日市市立朝明中学校で指導されているときに、職場で「娘が小学校に上がる」という理由で退職したと話されています。
これは、嘘だったと言っていますが大きく年齢が離れているとばれる可能性もあるので、近い年齢だったのではないでしょうか?
そこから考えると現在20代後半くらいかなと推測できます。
稲垣監督の経歴と指導実績は?
そんな稲垣監督の経歴と指導実績を見ていきましょう。
- 1982年小学校入学
小学校5年生でミニバスを始める
- 1988年中学校入学
- 1991年四日市西高等学校入学
- 1994年愛知大学 文学部文学科 国文学専攻入学
- 1996年東海地区 アシスト王
- 1997年インカレ出場・東海地区アシスト王・教員免許取得
クラブ活動の傍ら、教員免許を取得し、中学生を指導する
- 1998年~国体出場・四日市市立朝明中学校バスケ部の外部コーチ就任
クラブチームを立ち上げ国体出場する傍ら、恩師の紹介で外部コーチに就任
- 2008年四日市市立朝明中学校バスケ部コーチ専任に
生徒の「全国優勝したい」という思いを受け、仕事を退職しコーチ専任に
- 2017年メリノール学園中学女子バスケ部創部・コーチ就任
- 2018年東海大会準優勝
- 2019年東海大会 優勝
- 2021年「第51回全国中学校バスケットボール大会」優勝
- 2022年「Jr.ウインターカップ2021-22 全国U15バスケットボール選手権大会」優勝
稲垣監督自身も東海地区のアシスト王やインカレ出場など、輝かしい経歴を持っています。
また、自身でバスケクラブチームを立ち上げ、国体出場するなどバスケが好きで成績も残していることがわかります。
クラブチーム立ち上げ後は、恩師の紹介と保護者の要望で2008年頃までは仕事をしながらコーチ業をしていましたが、生徒の「全国優勝したい」という思いを叶えるために仕事を辞めて専念します。
当時の四日市市立朝明中学校バスケ部時代にも全国中学校バスケットボール大会に出場していることからも指導者としての実力は高かったのでしょうね。
そんな稲垣監督の実績等が評価され、メリノール学園バスケ部創部と共にコーチとして着任しました。
同じタイミングで高校の指導者として、色々声がかかっていたといいます。
しかし、成長幅の大きさとバスケを純粋にうまくなりたいという輝いた目をする中学生の指導に興味があり、高校の指導者には全く興味がなく、中学指導者としての道を選んだと言います。
メリノール学園では、1年後の2018年 東海大会準優勝 2019年東海大会優勝など早期から結果を出します。
そして、創部4年目にして「第51回全国中学校バスケットボール大会」優勝、「Jr.ウインターカップ2021-22 全国U15バスケットボール選手権大会」優勝を達成し、一躍強豪校の仲間入りをします。
それでは、稲垣監督の指導とはどのようなものなのか?を見ていきましょう。
「子供を本気にさせられるのは指導者だけ」稲垣監督の指導者としての思い
稲垣監督の指導の原点は、「子供と一緒にバスケをするのが楽しかっただけ」と語ります。最初に指導した子供たちは、下手だけど、教えたら教えただけ毎日上達する姿に虜になったそうです。
メリノール学園に転籍することになったときでも、朝明中学から転校してとは言わず、お金がかかることや編入試験で受かるかもわからないことを保護者と生徒に伝えたといいます。
それでも、ほぼ転校をしてきたと言いますから、稲垣監督の指導は生徒・保護者にとって非常によかったのでしょうね。
そんな稲垣監督の指導ですが、「子供を本気にされられるのは指導者だけ」ということを先輩の指導者から学び、「笑顔でやりきる」・「いい加減なミスは怒るし、ミスしないことにも怒る」ことを掲げています。
全中に出場しなくても子供たちがすごく頑張って、良いチームにしてくれたと思う年だと感じたこともあり、結果は大事だが、「結果って何だろう?」とも思うと言っています。子供たちのやってきたことをとても重要視される指導者だと伝わってきますね。
また、全国大会一回戦で緊張してこわばっている選手に「この期に及んでチャレンジせんとは何事か!」と怒った話もしています。
普段から、チャレンジしないミスといい加減なプレイのミスは指摘するという指導をされていつとのことです。ベンチに入っていない選手が応援しているのに、全力でプレーしないこと・集中力を欠いたプレーをすることなどには厳しく指導されるとのことです。
非常に一貫した指導で、チャレンジしたミスは褒めるという点も子供たちにどうあってほしいかが明確に見えます。
そんな指導を通じて、100人以上の教え子の中、高校でバスケを続けなかった子が2人、中学で辞めてしまった子が1人と非常に少ないです。それでも、なぜやめてしまったかを考え続けたそうですから、一人一人をとても大事にされていますね。
他にも、10人の生徒と一緒に暮らしており、全員のお弁当を作ったり、朝・夜の送迎のためにバスの免許を取得するなど尽力を惜しまず、本当に生徒・保護者想いの方です。
「私を信じて子供を送り出してくれた親御さんのことを考えると、忙しさはなんてことないです」という発言からも稲垣監督の人間性が垣間見えますね。
指導した生徒からも「コーチに会っていなかったら今の自分はいないなって思います。それぐらいコーチに会ったことは大きいです」・「『人として』育ててもらいました」と言われているくらい愛されているコーチとなっています。
部活指導員(外部コーチ)は大変? 収入などの実情
・平均時給 1500円程
・日給固定は3000円前後
・遠征は1万円前後
・1日2~3時間が一般的
ハローワークやスタンバイで調べると一般的な教員の部活指導と変わらないようですね。
外部招聘は、他に仕事をしている方もいるので土日のみの指導という方も多くいるようです。
指導時間の限りがある中で、結果を求められることや日々、生徒たちに向き合っているわけではないので日常の変化などが汲み取りにくい、部活に熱心な親の方と指導方法が合わずすり合わせが難しいなど色々な問題もあるようです。
稲垣監督も生徒の指導時間の確保がしたいと教員専門になられたので、やっぱり接する時間の短さからくる難しさはあるのではないでしょうか。
それでも、生徒の成長を感じるのが楽しいという声も多いので、やりがいを見つけるのが大事なのだと思います。
まとめ
今回は、セブンルールでメリノール学園と稲垣監督の密着取材があるとのことなので、経歴や指導法、お金事情など気になる情報をまとめてみました。
メリノール学園で指導される稲垣監督がとても生徒想いで成長を願っている指導者であることが調べてみて非常に伝わってきます。
昨今、パワハラなども問題も多く、子供たちも昔とは違うと言われていますが、相手のことを思い、指導や会話をすることはとても大切だということを再認識させられました。
スポーツだけでなく、仕事や私生活でも参考になる部分が多いと感じましたが、皆さんはいかがでしょうか?
読んでいただいた方が、日本のバスケや稲垣監督のような指導者に興味を持って頂けると嬉しいです。
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